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フォアアスリート935、スパルタン、SF-850をウルトラで検証

ontake100k(おんたけウルトラ)にて、スントのスパルタン・ウルトラ、ガーミンのフォアアスリート935、エプソンのSF-850の3機種を比較してきました。 どの機種も、電池は最後まで持ち、GPSの記録精度は十分なものでした。
このエントリは、GPSトラック、高度プロファイル、電池の持ちについての比較レポートが中心となります。

測定条件

それぞれ、いちばん実用的だと思われるモードで測定を行いました。

Suunto Spartan Ultra

GPS感度の設定:Good(3段階のうち2段階目)
HRセンサー:なし
省電力モード:ON(カラーOFF・未使用時の画面表示OFF)

Garmin ForeAthlete935

GPS感度の設定:GPS/HR(通常モード)
HRセンサー:光学式ON

Epson SF-850

GPS感度の設定:設定項目なし
HRセンサー:なし

スパルタンウルトラは右腕、FA935とSF-850は左腕に装着しました。

最初におわびしておきますと、この装着の差が、GPSログの結果に影響することになりました。

結果に入る前に、その理由を説明しておきたいと思います。

地形による誤差について

ontake100(おんたけウルトラ)は、三浦湖というダム湖を、おおきく周回するコースになっています。

f:id:live-simply:20170719171904j:plain

このように、ダム湖を囲む斜面に刻まれた林道を使う、反時計回りの100kmのコースとなっているため、常に進行方向の右手が山、左手が谷になります。
山に隠れた衛星は測位に使うことができませんから、左腕につけたFA935とSF-850に比べ、右腕に装着したスパルタンウルトラは、衛星の補足数が不利になっています。

とくに、GPSによる高度測定を行うためには、同時に4つ以上の人工衛星を補足しつづける必要があり、この点でもスパルタンウルトラに不利な条件となったことをご理解ください。

また、うっかりして、屋根の下で計測を開始してしまいました。 f:id:live-simply:20170716000038j:plain

計測のサマリー

計測結果は、以下のとおりです。

距離/獲得高度 電池消費率
19時間半あたり
Suunto Spartan Ultra
(Good・省電力)
99.94km/+1,050m
(高度計の設定ミス)
71%減
Garmin ForeAthlete935
(GPS/HRモード)
101.17km/+2,430m 86%減
Epson SF-850
(心拍OFF)
97.18km/+4,399m 70%減

どの機種も操作方法はこなれていて、メニューもわかりやすく、困ることはありませんでした。もちろん、フリーズすることもありませんでした。

エプソンのSF-850は白黒ですが、日中の明るい時間では、もっともコントラストがよく、読みやすく感じられました。

距離と高度

公称100Kの大会で、誤差は3%以内と、どの機種も優秀な結果となりました。
Epson SF-850は小さめの値に見えますが、スパルタンウルトラとFA935は3D補正がかかっています。
それぞれのログを、Google Earth にて確認したところ、3機種とも95-96kmの水平距離を示したため、ランニング仕様のSF-850は水平距離に近いと思われます。

高度プロファイルを、それぞれのWebツールで表示させました。

Spartan Ultra(Suunto-Movescount)

f:id:live-simply:20170719183106p:plain

前述のとおり、距離については正確な値を示しましたが、高度については精度がさがる結果となりました。

衛星補足数が少ないこと・気圧計の事前補正を怠ったことが大きな原因です。

Ambit 3 Peak(Suunto-Movescount)

f:id:live-simply:20170719183536p:plain

一応、Suuntoの名誉回復のために、前モデルである、Ambit 3 Peak(左腕装着)の結果も示しておきます。2014年の同じコースで、計測距離は100.92km/+2,430mでした。

同条件なら、スパルタン・ウルトラもほぼ同じ結果を示します。

Garmin ForeAthlete935(Garmin Connect)

f:id:live-simply:20170719183744p:plain

FA935は、獲得標高・距離ともに、Ambit 3 Peakとほぼ同じ、101.17km/+2,430m という結果となりました。

この2機種での差は、100kmあたり400mの違いしかありません。

また、スタートとゴール、松原スポーツ公園の登りも判別できるのがわかるでしょうか。

Epson SF-850(Epson NeoRun)

f:id:live-simply:20170719184609p:plain

注目のEpson SF-850です。

気圧計による補正を持たないにもかかわらず、トレイルでも高い精度を示しました。

これは、3D計測が可能な、山岳モデルのMZ-500にもっと期待が高まりますね!

GPSトラックの比較

WebツールからログをKMLで抽出し、Google Mapに掲載しました。
それぞれ、Suunto Spartan Ultra:赤 Garmin FA935:青 Epson:SF-850:緑で表示されます。

航空写真で、トレイルとどれだけ一致しているか?がチェックのポイントです。

スタート直後にスパルタンだけが外れているのは、屋根の下で測位を開始したことによります。

SF-850とFA935は、同じ腕につけていることもあり、ほぼおなじ軌跡を示しています。
一方、Spatran Ultra は 山の斜面を登りがちの傾向を示しています。これは衛星数で不利となっているためです。

特徴的な部分を拡大すると、 f:id:live-simply:20170719194339j:plain

このように、林道より高いところを移動しています。矢印はトレイルの進行方向で、黄線が右腕のスパルタン、緑がSF-850です。

FA935、SF-850は、トレイルにほぼ一致してるのは驚きですね。

バッテリーの持続性

今回、どの機種も最後まで途切れることはなく、ほぼカタログスペックどおりとなりました。

どの機種も、24時間ぐらいまでなら、高精度な測定が期待できると思います。

それにしても、ForeAthlete935は、小型の筐体でカラー表示にも関わらず、バッテリ持続時間の長さは驚異的です。

まとめ

24時間くらいまでのウルトラトレイルなら、どの機種を購入しても実用性は高いと思います。

今回のように、偏りのある地形では、上空が開けた側に時計を装着する必要があると感じました。

ガーミンのフォアアスリート935は、どんな層にもまんべんなくおすすめできる完成度の高さがあり、エプソンのSF-850はロードモデルであるにも関わらず、ウルトラトレイルでも精度の高さを見せてくれました。

特にSF-850については、上位機種である山岳モデル・MZ-500の性能がとても気になるため、レンタルが再開されるのを期待しているところです。

スントのスパルタンは、本来の性能を発揮させる条件にできなかったことが悔やまれますが、トレイルにおける堅牢性・信頼性はとても高い時計です。
過去に、フォアアスリート935やアンビット3と比較を行っていますので、よろしければ過去記事にて確認いただけたらと思います。




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