ニュースレター8 緊急時の安全について
UTMBからのニュースレター 第8号は、安全についてでした。
天候の急変に備えた装備、荒天時の対応、緊急時の連絡についてが書かれています。
ここでは、内容を大雑把にまとめておきます。
現地の環境と天候について
大会は8月に開催されますが、山の天候はとても変わりやすく、雪や雹が降ったり、霧がでたり、30℃を超えたり、マイナス10℃を下回ることもあります。
去年(2016年)のスタートはめちゃくちゃ晴れてたのに、夜になったら嵐になってしまいました。
雨や強風、急激な温度の低下に対応するため、必携装備品が定められています。
先を見越して、震えてくるのを待たずに防寒してください。また、直射日光からも身を守って下さい。
荒天時の行動
嵐の場合、レースを停止し、事故を起こさないように安全確保を優先してください。
雷から身を守る行動を取って下さい。
(参考) 気象庁|雷から身を守るには
完全に開けた場所では、バックパックの上でうずくまり、地面や岩、木などから距離を離す。 また、人同士の距離も3m以上はなれること。
また、嵐が迫るのを見つけたら、チャレンジしないで安全な位置に留まって下さい。
位置情報アプリのインストール(LiveTrail4 Runner)
GPSを使った位置アプリで、距離やタイム、ランキングを確認できるだけでなく、緊急時に大会本部へ現在地を送信することが可能です。
これをつかうと救援やリタイアがスムーズになります。
Apple Store ・ Google Play Store からダウンロード可能です(無料)
海外旅行保険
海外旅行保険は必携装備です。
治療・救援費用が十分カバーしているか確認しておきましょう。ヘリ救助だけで800〜3000ユーロかかります。
けが人をみつけたとき
緊急時、山では連帯が不可欠です。負傷者や、困難に陥ってる人に出会ったら、状況を確認した上で通報し、救助がくるまで待ってて下さい。
緊急時の通報
動けなくなった場合には、Live Trail 4 Runner アプリから位置情報を連絡して下さい。
電話の場合は、
大会本部の緊急連絡先 +33 4 50 53 47 51
フランスとイタリアの救急 112
スイスの救急 144
を使って連絡して下さい。これらの番号は電話に登録しておいてください。
Live Trail 4 アプリは電池の消耗がはやまるため、外部バッテリー推奨です。
睡眠不足と脱水症状はよくない
24時間以上にわたって起きていると、認識力が極端に悪くなったり、運動のパフォーマンスが低下します。
たった数分の昼寝でもメリットがあり、幻覚を減らすことにも役立ちます。
のどが乾いたら水分補給してください。酒は飲みすぎると脱水症状になりやすくなります。 胃腸トラブルを避けるためにも、水分バランスを意識して下さい。
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