Garmin から、45シリーズでは最安値となる、ForeAthlete 45が発表されました。
先代 35を進化させたというよりも、945や245をミニマルにした構成となっています。
精度は上位機種と互角となり、ミニマルとはいえ、ライフログは最新の機能が充実。
この記事は、上位機種と何が同じで、何ができないか、購入の参考となるものです。
最新の価格
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どんな人に向いているか?
- ジョギング〜フルマラソンを目標とするロードランナー
- お手頃な、ランニングウォッチがほしい人
- 旧世代を持ってるけど、最新のライフログ機能を試したい人
本機は、最新の性能をそのままに、ランニング初心者にも使いやすいよう、機能をしぼったもので、睡眠解析やBody Batteryといったライフログ機能、ランの練習に便利なカレンダーやコーチング機能は、上位機種と同じものが使えます。
また、旧世代を持ってる人の買い足しにも向いていて、短時間のワークアウトや日常の疲労管理に 45を、レースではサイコンや旧機種を、のように使い分ける用法もあります(それを可能にする Physio Trueup という機能にも対応しています)。
物足りなく感じるのは?
- 毎日のようにトレーニングをする人
- とても速い人
- トレイルランナー・ウルトラランナー
軽量化された分、バッテリー用量は少なめ。GPSモードは11時間が最長。マラソンまでなら余裕で対応できますが、ウルトラだと不安も。また気圧高度補正を持たないため、トレイルにも向きません。
また、記録モードを1秒に固定する機能がないため、サブ3を遥かに超えるペースで走るとログの精度が低下する恐れがあります。
これらの方には、上位機種の245・945をオススメします。
スペックと解説
外観
- サイズ 42mm / 39.5mm(S)
- 重量 36g / 32g(S)
- 5ボタン
- 208*208ドット
シリーズ最小・最軽量で、液晶も小さめ。5ボタンとなり、操作は上位機種と統一。
ふたつのサイズがあるが、機能は同じ。
また、一部のConnect IQ に対応し、ウォッチフェイスのデザイン変更も可能に。
ハードウェア
- プロセッサ SONY CXD5600系
- GNSS GPS、QZSS補完信号(みちびき)、Glonass、Galireo
- 光学式HR Elevate V3
- 加速度センサ あり
- 気圧センサ なし
- 磁気センサ なし
SONY製を採用、光学式HRも最新の V3となり、245/945 と同じレベル。
ただし気圧センサと磁気センサを持たないため、トレイルやアウトドアには不向き。ランニング用という位置付け。
また、GNSSログの記録は、スマートレコーディングのみ(1秒モードは無し)。
(同じくSONYチップ採用の945によるGNSSログの精度はこちらにレビュー)
バッテリー持続
- 時計モード 最大7日程度
- ワークアウト GPSモードで最大11時間
カラー化、そして心拍計の更新により、35よりもやや短く。
ライフログ中心で週2回、毎日1時間のランニングが加わると、2〜3日に1度の充電が必要になりそう。
ワークアウト
- 様々な運動モードに対応
- Garmin コーチ対応
- トレーニングカレンダー対応
- VO2max予測 あり
- ナビ機能 なし
- コンパス機能 なし
- 高度 GNSS取得のみで気圧補正なし
トレッドミルやエリプティカル、バイクの設定も可能だが、あくまでもランニング用と考えたほうがよい。
トレーニングカレンダーや、ガーミンコーチ(マラソン用プランなど)は上位機種と同じように利用可能で、この価格帯としては、かなり目玉です。
ライフログ
- 24時間心拍測定
- 睡眠計測
- Body Battery
- スマホからの通知表示
最新型の光学式HR採用により、Body Battery に対応しているのは魅力。
(Body Batteryの詳細はこちらにレポート)
また、24時間連続での装着で、万歩計やカロリーカウンターの他、睡眠状態や1日の心拍の変化も、上位機種と同じように測定可能。
外部機器との接続
- ANT+、Bluetooth、Wi-fi
- 心拍ベルト 対応(ANT+, Bluetooth)
- フットポッド(ケイデンスセンサー)対応
- ランニングダイナミクス 非対応
- パワーメーター 非対応
ANT+、Bluetooth、Wi-fiと広く対応しているが、利用できるセンサーは限定的。
心拍ベルトや ケイデンスセンサー(フットポッド)には対応するが、Stryd等の外部メーターを含め、パワーやダイナミクス解析は、バイク・ランともに対応しない(Connect IQ が 部分的な対応となるため)。
まとめ
本機は、最新の性能をそのままに、ランニング初心者にも使いやすいよう、機能をしぼったものですが、睡眠解析やBody Batteryといったライフログ機能、ランの練習に便利なカレンダーやコーチング機能は、上位機種と同じものが使える。
ただ、連続稼働時間は長くないので、毎日のように1〜2時間のワークアウトをしたり、トレイルランやウルトラを目標にしている方には、245 や 945 をオススメします。
すでに持ってる人には、最新のライフログ機能を目当てに、レース用と日常用と使い分けることもできます。
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