メチロンのトレラン日記

データオタクの損か得かで考える雑な薬剤師がトレランするブログ

ハイエンドの精度をそのままに、お手頃価格の ForeAthlete 45 の特徴。

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Garmin 45/45S 外観

Garmin から、45シリーズでは最安値となる、ForeAthlete 45が発表されました。

先代 35を進化させたというよりも、945や245をミニマルにした構成となっています。

精度は上位機種と互角となり、ミニマルとはいえ、ライフログは最新の機能が充実。

この記事は、上位機種と何が同じで、何ができないか、購入の参考となるものです。

最新の価格

7月25日予約開始 8月1日発売


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ガーミン フォアアスリート45 2019-8-1 発売


どんな人に向いているか?

  • ジョギング〜フルマラソンを目標とするロードランナー
  • お手頃な、ランニングウォッチがほしい人
  • 旧世代を持ってるけど、最新のライフログ機能を試したい人

本機は、最新の性能をそのままに、ランニング初心者にも使いやすいよう、機能をしぼったもので、睡眠解析やBody Batteryといったライフログ機能、ランの練習に便利なカレンダーやコーチング機能は、上位機種と同じものが使えます。

また、旧世代を持ってる人の買い足しにも向いていて、短時間のワークアウトや日常の疲労管理に 45を、レースではサイコンや旧機種を、のように使い分ける用法もあります(それを可能にする Physio Trueup という機能にも対応しています)。


物足りなく感じるのは?

  • 毎日のようにトレーニングをする人
  • とても速い人
  • トレイルランナー・ウルトラランナー

軽量化された分、バッテリー用量は少なめ。GPSモードは11時間が最長。マラソンまでなら余裕で対応できますが、ウルトラだと不安も。また気圧高度補正を持たないため、トレイルにも向きません。

また、記録モードを1秒に固定する機能がないため、サブ3を遥かに超えるペースで走るとログの精度が低下する恐れがあります。

これらの方には、上位機種の245・945をオススメします。


スペックと解説

外観

  • サイズ 42mm / 39.5mm(S)
  • 重量 36g / 32g(S)
  • 5ボタン
  • 208*208ドット

シリーズ最小・最軽量で、液晶も小さめ。5ボタンとなり、操作は上位機種と統一。

ふたつのサイズがあるが、機能は同じ。

また、一部のConnect IQ に対応し、ウォッチフェイスのデザイン変更も可能に。


ハードウェア

  • プロセッサ SONY CXD5600系
  • GNSS GPS、QZSS補完信号(みちびき)、Glonass、Galireo
  • 光学式HR Elevate V3
  • 加速度センサ あり
  • 気圧センサ なし
  • 磁気センサ なし

SONY製を採用、光学式HRも最新の V3となり、245/945 と同じレベル。

ただし気圧センサと磁気センサを持たないため、トレイルやアウトドアには不向き。ランニング用という位置付け。

また、GNSSログの記録は、スマートレコーディングのみ(1秒モードは無し)。

(同じくSONYチップ採用の945によるGNSSログの精度はこちらにレビュー


バッテリー持続

  • 時計モード 最大7日程度
  • ワークアウト GPSモードで最大11時間

カラー化、そして心拍計の更新により、35よりもやや短く。

ライフログ中心で週2回、毎日1時間のランニングが加わると、2〜3日に1度の充電が必要になりそう。


ワークアウト

  • 様々な運動モードに対応
  • Garmin コーチ対応
  • トレーニングカレンダー対応
  • VO2max予測 あり
  • ナビ機能 なし
  • コンパス機能 なし
  • 高度 GNSS取得のみで気圧補正なし

トレッドミルやエリプティカル、バイクの設定も可能だが、あくまでもランニング用と考えたほうがよい。

トレーニングカレンダーや、ガーミンコーチ(マラソン用プランなど)は上位機種と同じように利用可能で、この価格帯としては、かなり目玉です。


ライフログ

  • 24時間心拍測定
  • 睡眠計測
  • Body Battery
  • スマホからの通知表示

最新型の光学式HR採用により、Body Battery に対応しているのは魅力。
(Body Batteryの詳細はこちらにレポート

また、24時間連続での装着で、万歩計やカロリーカウンターの他、睡眠状態や1日の心拍の変化も、上位機種と同じように測定可能。


外部機器との接続

  • ANT+、Bluetooth、Wi-fi
  • 心拍ベルト 対応(ANT+, Bluetooth)
  • フットポッド(ケイデンスセンサー)対応
  • ランニングダイナミクス 非対応
  • パワーメーター 非対応

ANT+、Bluetooth、Wi-fiと広く対応しているが、利用できるセンサーは限定的。

心拍ベルトや ケイデンスセンサー(フットポッド)には対応するが、Stryd等の外部メーターを含め、パワーやダイナミクス解析は、バイク・ランともに対応しない(Connect IQ が 部分的な対応となるため)。


まとめ

本機は、最新の性能をそのままに、ランニング初心者にも使いやすいよう、機能をしぼったものですが、睡眠解析やBody Batteryといったライフログ機能、ランの練習に便利なカレンダーやコーチング機能は、上位機種と同じものが使える。

ただ、連続稼働時間は長くないので、毎日のように1〜2時間のワークアウトをしたり、トレイルランやウルトラを目標にしている方には、245 や 945 をオススメします。

すでに持ってる人には、最新のライフログ機能を目当てに、レース用と日常用と使い分けることもできます。



ガーミン フォアアスリート45 2019-8-1 発売





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