ちょっと待った!そのCBD製品はOKですか?海外旅行のお土産を個人輸入するときの注意点
カンナビス(大麻)が合法化・非犯罪化されている国も増えてきました。
ゴールデンウィークの大型連休で、海外旅行に行かれる方も多いと思います。
中には、CBD製品を持ち帰りたい!って人もあるのではないでしょうか。
このエントリーは、CBD製品の持ち帰りと、海外でのカンナビス使用について紹介し、海外旅行や留学時の不安を取り除くことを目的にしています。
- ハワイ、サイパンに続き、グアムでも合法化
- カンナビスの安全性は高い
- 旅行先の法律やルールを守る
- 海外で大麻を使ったら、日本に帰って罰せられることはあるのか
- CBD製品はおみやげとして持ち帰れる
- 個人輸入はリスク高め、国内での購入は正規代理店で
- まとめ
ちなみに、日本国内でも入手可能な製品はあります。以下にレビュー。
ハワイ、サイパンに続き、グアムでも合法化
カナダやアメリカの一部の州で、大麻が合法化(または非犯罪化)されているのは聞いたことがあるでしょう。
そして、日本人客の多い、ハワイ、サイパンにつづき、グアムも2019年4月に法整備がされました。
商業的な販売が開始されるのは少し先ですが、解禁後の国にいくと、あまりの身近さとギャップに戸惑うかもしれません。
カンナビスの安全性は高い
もしかすると、ホームステイや、パーティーに招かれたときに、遭遇する可能性も。
もちろん、嫌ならイヤ、と断ればいいのですが、性格上、断りづらいとか、あるかもしれないし、知らずに食べちゃうことだってあり得ます。
不安を抱えたままだとよくないので、まず『カンナビス(大麻)を摂取しても、命に関わるような副作用はない』という点だけは、覚えておきましょう。
科学的なリスク評価では、アルコールの100倍以上、安全であることが分かっています(出典:カンナビノイドの科学, p.116)。
また、長期的に残る悪影響もほとんど無いことが判明しつつあり、WHOや国連においても、科学的なデータに基づいて規制緩和をすべきかの議論が行われています(WHO、大麻およびカンナビノイドの医療的価値を認める勧告へ)。
ただし、作用が早く抜ける喫煙にくらべ、喫食(Edible;エディブル)には注意してください。
グミ、チョコレート、クッキーなどがあり、食べてから効果がでるまで数時間かかるので、つい「食べ過ぎて」びっくりすることはあり得ます。
効果が抜けるのにも、さらに4-8時間かかります。食用は量に注意してください。
子供では十分に研究されていないので、こども(18歳未満)が誤飲・誤食しないよう十分に気をつけてください(命にかかわる事はありませんが)。
「どんな好ましい/ネガティブな作用があるのか?」「どのぐらいで体内から抜けるのか?」などについて、さらに詳しく知りたい方は、以下の本をご参照ください。
旅行先の法律やルールを守る
例として、アメリカ合衆国および米国領の状況をあげます。
米国では、マリファナ(Marijuana)とヘンプ(Hemp)を別の農産物として扱われます。
その区別は、THCという成分を含むかどうかで区切られています。
1-1 | マリファナ(marijuana) | ヘンプ(Hemp) |
---|---|---|
成分 | THC含む | THC0.3%未満 |
米国 | 州により合法 | 全米で合法 |
飛行機 (TSA規定) |
持ち込めない | 液体は100ccまで |
日本 | 違法 (種と茎は除く) |
違法 (種と茎は除く) |
マリファナ(Marijuana) とヘンプ(Hemp)は違う植物として扱われる
日本語だと、どちらも大麻なので、やや混乱しやすいところ。
米国では、農業法改正(2018)により、ヘンプ(産業用大麻;THCを含まない麻)は合法的な農産物と位置づけられたため、一定の基準のもとで栽培が可能となり、州を越えた輸送も可能となりました。
その加工品のひとつである、Hemp由来のCBD製品もです。
Lawmakers Reach Farm Bill Deal by Dumping GOP Food-Stamp Rules - Bloomberg
大麻は飛行機に持ち込むことはできない?
現時点の米国では、THCを含む Marijuana(マリファナ)は医療用であっても、預け入れ荷物・手荷物どちらでも持ち込むことはできません。
一方、ヘンプ由来のCBD製品は合法なので、預け入れ・手荷物どちらでも持ち込めます。
ただし、「ヘンプ由来の証明書」を携行すること。オイルやリキッドを手荷物とする場合は、液体持ち込み制限の対象となるため、100cc以下の包装でなければなりません。
合法化された国でも、販売してよい店、使ってはいけない場所、といった細かなルールが定められています。
例えばグアムでは、免許された店で販売を行い、公共の場での使用は不可。もちろん運転は禁止、と法律で定めました。
郷に入っては郷に従え、で、事前に現地の状況を把握しておきましょう。
海外で大麻を使ったら、日本に帰って罰せられることはあるのか
ないと考えるべきです。
弁護士さんによる記事が詳しいのでご参照ください。
カナダで大麻を使用して帰国した日本人旅行者や留学生は大麻取締法によって処罰されるのだろうか(園田寿) - 個人 - Yahoo!ニュース
簡単に言えば、日本の外で行われたことに対しては、日本の法律は及びません。
知らずに食べちゃった!ということもあり得るのですが、ことさら不安がる必要はありません。
ただし、持ち帰るとアウトですので、絶対に持って帰ってはいけません。
CBD製品はおみやげとして持ち帰れる
カンナビス製品であっても例外として、ヘンプ由来のCBD商品は、日本に持ち帰ることができます。
ただし、禁止された成分(THC)を含まないものを探すこと。
『証明書』のついた商品であれば、なお安心です。
例えば、ハワイの例を挙げると、
Hawaiian Choice という会社の製品には、日本語で書かれた証明書がついています。
(ハワイ旅行に行かれたフォロワーさんから教えていただきました)
カンナビノイド学会のガイドラインに準拠、THCを含まない製品であることを明示、製品ロット毎への対応もしていることが分かります。
このように、お土産として購入するのであれば、『ヘンプ由来』であることを証明できる製品が安心です。
個人輸入はリスク高め、国内での購入は正規代理店で
帰国後、CBD製品がほしくなることがあるかもしれませんが、海外通販をつかった個人輸入は難度が高めです。
理由は、通関するとき、『違法ではない証明』が非常に難しいためで、プロテインやビタミンを買うようには行きません。
国内にもCBD製品の正規代理店はあるので、為替リスク・通関リスクを背負ってまでチャレンジするのはおすすめしません。
ちなみに、ぼくが買ってるお店は、東京・上野にある VapeManiaさんです。
もちろん、認証品を扱う正規代理店であり、とくに高品質なものを選別しているセレクトショップなので、安心してCBD製品やデバイスを手に入れることができます。
通販を行っており、クレカ以外に、楽天Payも使えるので、楽天ポイントが使えるのも魅力です。
また、実店舗をもっているため、訪問すれば、実物を体験させてもらったり、好みの商品探しのアドバイスにも応じてもらえます。
ぼくも上野のお店に行ったことありますが、なんか小一時間、長居しちゃって、いろんなお話を聞かせてもらいました。
アスリートの来店も増えてるらしく、英語もOKではないかと思います(たぶん)。訪日のお客さんで、カンナビノイドを必要とする方があったら、教えてあげてください。
まとめ
カンナビス(大麻)には、命にかかわるような副作用はありません。知らずにパーティーなどで摂取しても、あわてる必要はありません。
現地で大麻製品を摂取しても日本の法律で罰せられることはありませんが、日本に持ち帰ってはいけません。
海外旅行のCBDはお土産にできますが、ヘンプ由来の証明書(THCを含まない)があるものを選びましょう。
個人輸入はプロテインよりリスクが高く、国内正規代理店での購入をオススメします。
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