WKO4+で確認できるランニング関連の測定値いろいろ

WKO4+で確認できるメトリックにはいろいろありますが、ランニングの改善につながるものをピックアップ。

一般的なGNSS(GPS)ウォッチで計測される、ペース（速度）、ケイデンス、心拍数に加え、パワー、ランニングダイナミクス、バイオメカニクスに関連した測定値を確認できます。

GNSSウォッチに加えて、モーションセンサが必要です。

項目	単位	解説
Power	W/kg	パワーウェイトレシオ。体重1kgあたりの出力(W)。脚バネによるエネルギー再利用を含むためバイクより高め。
Running Effectiveness	kg/N	ランニング効率。速度(m/s)と出力(W/s)の比。約1kg/Nが目安。
Flight Time	ms	滞空時間。両足ともに宙に浮いている時間。
Ground Contact Time	ms	足が地面に接地している時間。
Duty Factor	%	滞空時間と接地時間の比。通常は60~80%の範囲。
Fmax	N or g	着地の最大衝撃。通常は2~3g(体重の2~3倍)。
Step Rate	step/min	1分間の歩数。右左で2カウント。
Kleg	kN/m	脚をバネとするモデルでのバネ定数。速度の影響は低く、疲労の影響を受ける。通常は4~12kN/m。

左上：パワー、ペース、心拍数
右上：ランニング効率（パワーあたりのペース）
左下：ダイナミクス（歩数、設置時間、上下動）
右下：バイオメカニクス（滞空時間、その割合、最大衝撃、脚バネ定数）

項目	単位	解説
Pwr:wt	W/kg	パワーウェイトレシオ。体重1kgあたりの出力(W)。
Running Effectiveness	kg/N	ランニング効率。速度(m/s)と出力(W/s)の比。約1kg/Nが目安。
Horizontal Power(HP)	W or %	推進に使われたパワー。および総出力に対する比率。
Form Power(FP)	W or %	姿勢に使われたパワー。および総出力に対する比率。
Les Spring Stiffness(LSS)	kN/m	脚バネの残量。疲労とともに低下。通常、6~14kN/mの範囲。
Kleg	kN/m	脚をバネとするモデルでのバネ定数。速度の影響は低く、疲労の影響を受ける。通常は4~12kN/m。
Stride Rate	spm	1分あたりのステップ数。
Ground Contact Time	ms	足が地面に接地している時間。
Flight Phase 2	%	滞空時間比。 1ケイデンス中に宙に浮いてる時間の割合。
Efficiency Index(EI)	N or g	ランニング効率。速度と出力の比。
Economy	ml/kg/km	酸素消費量。 1km進むのに必要な、体重1kgあたりの酸素量ml。
ECOR	kJ/kg/km	エネルギー消費量。 1km進むのに必要な、体重1kgあたりのエネルギーkJ。
Pwr-GCT	W/ms	接地時間あたりのパワー。大きいほど瞬間的にパワーを地面に伝えている。

下の段では、前述の測定値(全体・LAP）、パワー（ランニングエコノミー、推進パワーと姿勢パワー等）、疲労などを確認できる。

メチロンのトレラン日記