UTMFやUTMBに出場するために、ポイントを集めることが必要なことはよく知られていますが、そのリザルトがITRAという組織で管理されていることはあまり知られていません。
現在、ランナー側の基本使用料は無料ですが、掲載されているリザルトが誤っている場合の訂正は、ランナー本人が行う必要があります。
いまはUTMFもUTMBも興味ないよ、という人も、訂正には時間がかかるため、アカウントを作成し、統合しておくことをお薦めします。
Ultra-Trail Mt. Fuji 2018(UTMF/STY 2018)について
検索で来られる方のため、問い合わせの結果を残しておきます。
ITRA上で、リザルトが2つに分かれていた場合の対応については、各大会の公式サイトにてリザルトを確認するため、審査に影響はなく、エントリーすることができるとのことです(私が事務局に確認済)。
また、レース名に付く ® の記号は無しでOKとのことです(@hide_3kmさんが事務局にお問い合わせされたとのことです。ありがとうございます)。
関連ニュース
http://www.ultratrailmtfuji.com/news/2017/10/7452/
もし、なにか不安があれば、事務局にお問い合わせしておきましょう。
情報訂正の流れ
2017年10月現在、情報を訂正するためには、パスポート(英文での身分証明書)が必要となります。
流れとしては、1)アカウントを開設し、2)異なっているリザルトを報告すると、3)情報が訂正される、という順序になります。
申請しても即時反映ではなく、数日ほどかかります。そのため、パスポートの作成から始めた場合、修正が完了するまでに最低2週間を見積もっておいて下さい。
特に、年末年始(クリスマス休暇)など、大型連休に関わる時期は要注意です。
アカウントの開設
ITRAのトップページから、右の人型アイコンをクリックし、Create an account から作成できます。
GoogleのWebページ翻訳が使えますが、全角文字は使わないようにご注意下さい。
分かりにくい部分をご紹介しておきます。
名前の記載について
ちなみに、姓名の表記は次のような対応になります。
姓:Family Name、Surname(ぜんぶ大文字で書かれる)
名:First Name、Given Name(先頭の1文字だけ大文字)
UTMBの場合、YAMADA Tarou となります。
学校とかでは、Tarou Yamada のように、ファーストネームから書くと習ったと思いますが、ご注意くださいね!
リザルトの訂正、重複ファイルの結合
ここでは、もっともトラブル事例が多い、"リザルトが複数に分裂している場合"についての訂正方法を説明します。
まず、自分のファイルを見つけましょう。いちばんコレが近い、というもので構いません。(検索の詳細は、別のエントリーで紹介したので御覧ください)
選択したら、リザルトタブ を選び、続いて、Management of Mistakes ボタンをクリックします。
すると、リザルトを結合する画面に移動します。
検索を繰り返して、該当するファイルをすべて選びます。
部分一致検索が可能です。
選び終わったら、パスポートの写メをアップロードしてください。
人間による承認のようで、統合されるのに数日かかります。
訂正後の確認
数日が経過したら、My Space で、すべてのレースとポイントが統合されたことを確認すれば終了です。
まとめ
わたしがUTMBにエントリーしようと思い立って、リザルトが複数に分裂していることに気づいたときには、すでに11月中旬でした。
そこからパスポートを作成し、手に入れるまで10日ほど、さらにリザルトが正されるまでに2日ほどかかりました。
海外の予定がないなら、修正のためだけにパスポートを取得する必要はありませんが、リザルトは定期的に確認しておき、修正にはパスポートが必要なこと、修正には時間がかかることを覚えておいて頂けたらと思います。
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