【陸マイルで海外旅行】海外レースは、 マイルを貯めて航空券を手に入れよう!
私のように、「マイルで海外旅行」を初めて知った人があると思います。
マイルとは、航空会社の特典ポイントで、基本的には飛行機に乗ることで貯まるのですが、買い物などでも貯めることが可能です。
このポイントが、ある一定以上たまると、航空券と引き換えることができるわけです。
少々長くなりますが、このエントリーでは、なぜマイルで貯めることが海外遠征の役に立つのか、について、解説します。
無料で航空券を手に入れる方法
ふつう、マイルは飛行機に乗ることで付与される特典ポイントなのですが、実は、飛行機に乗らずとも、無料で貯められるテクニックが存在しています。
その方法とは、「ポイントサイト」の活用です。
ポイントサイトとは、会員登録やショッピングを行うことで、入会特典のキャッシュバックやお買い物ポイントを貰うことができるサイトのことです。 そのポイントは、簡単に現金化することもできるため、「お小遣いサイト」とも呼ばれます。ですから、どこかで聞いたことがあるかもしれません。
これらのサイトでは、大量のポイントを無料で獲得することができ、そのポイントは現金以外にマイルに交換することもできるのです。
具体的なやり方は、別サイトにまとめましたので、ここではなぜ、現金ではなくマイルで貯めるのか、について説明したいと思います。
海外レースには何マイル必要か
まず、目的とする路線の航空券は、何マイルを貯めれば手にすることができるのでしょうか。
代表的なレースを題材に、もっとも貯めやすいマイルである、ANAの特典航空券で調べてみました。
UTMB
ランナーなら、一度は行ってみたいと思う大会のひとつ、ウルトラトレイル・デュ・モンブラン。
ジュネーブが最寄りの空港で、そこからバスでシャモニーに向かいます。
本数の多い「成田~ジュネーブ」を、この夏(2017年)の大会期間の便で、検索してみました。
このエントリーを執筆している5月末の時点でも、ANAと提携しているLOTポーランド航空のエコノミークラスには、まだ空きがありました。
この結果によると、日本とジュネーブを 60,000マイル で往復できることがわかります。
Trans Lantau Trail
一方、近場のアジアのトレイルはどうでしょうか。
香港でいちばん厳しいと言われる、ランタオトレイル。
レースもかなり過酷といわれ、ITRA5ポイントのコースは走りごたえがありそうです。
最近、人気が急上昇しており、いちどは走ってみたいと思っている海外トレイルの一つです。
検索は、おそらく2018年の大会期間はここだろう、という日程で行いました。
ANAのエコノミークラスなら、日本と香港を、20,000マイルで往復できることが分かります。
しかも、片道が5時間以内と、日本からも参加しやすいウルトラであるのは興味が湧きますね。
阿蘇ラウンドトレイル
国内に目を向けてみると、ダイナミックなスケールの阿蘇ラウンドトレイルに魅力を感じた人も多いのではないでしょうか。
すでに今年度の大会は終わってしまったため、直近の金曜日~日曜日の日程で検索を行ってみました。
私の住む名古屋からだと、熊本空港までは、15,000マイルあれば 往復できることがわかりました。
マイルの価値
では、同じ旅程を現金で支払った場合を見てみましょう。
検索は、エクスペディアで行いました。
まず、成田~ジュネーブ間です。
往復で、約12万円ほどになります。
今夏のUTMBに行くために、私が予約したアエロフロートロシアと、ほぼ同じ値段です。
【UTMB】初めてのUTMB・航空券の価格と選び方【2017年】 - methylone’s diary
名古屋~香港間の直行便はどうでしょうか。
ANAの直行便で約4万、格安航空券でも、3万円かかることが分かります。
1マイルには2円以上の価値がある
すると、航空券の価格は、
- 日本~ジュネーブ 60,000マイル または 12,2990円
- 日本~香港 20,000マイル または 43,230円
ということになります。 12万3千円を6万マイルで、4万3千円を2万マイルで割ってみると、1マイルには 約2円ぐらいの価値があることが分かります。
これは、ビジネスクラス以上ではさらに顕著となり、名古屋~香港間のビジネスクラスが 約16万円するところ、4万マイルの支払いで済むため、1マイルの価値は、4円にまで上昇します。
2017年現在、ポイントサイトを最も効率よく使った場合、1円相当のポイントは、0.9ANAマイル に交換することができるので、1ポイントは1.8円の価値を秘めています。
つまり、いずれ航空券を買う必要があるのなら、現金化するよりも、ANAのマイルに交換した方が、はるかにメリットがある、というわけです。
特典航空券のメリット
マイルで手に入る特典航空券には、他にも次のようなメリットがあります。
スターアライアンスに搭乗可能
スターアライアンスは、航空会社の提携システムで、飛行機やマイルの相互利用を可能にしています。 たとえば、日本からジュネーブに行く時、ルフトハンザやポーランド航空を、ANAのように利用することができます。
スターアライアンスは、ドイツのルフトハンザをはじめとして、欧州の航空会社の加盟が多いため、欧州の大会を狙う人にとっては、ANAのマイルを貯めるメリットがあります。
国内の乗継ぎ分は無料
最寄りの空港から国際線がなくても心配はいりません。
必要マイル数は、出発ゾーンと到着ゾーンで決まります。
つまり、地方の空港から、成田や関空まで国内線を乗り継いでも、必要マイル数は変わりません。
成田にでるまでの、追加の運賃が必要なくなるわけです。
1年前から予約できる
ANAの場合、特典航空券は1年前から予約することができます。
キャンセル料は3,000マイルかかりますが、予定しているレースが発表された段階で、目的とする航路を押さえておく、という方法も考えられます。
価格が変動しない
格安航空券なら、搭乗の4~6ヶ月前が最安値になりやすいのですが、確実とは言えません。
為替レートの変動も、長期になるほど予測が難しくなります。
しかし特典航空券なら、規定が変更されないかぎり、いつ予約しても必要マイルは変わりません。
あらかじめ必要マイルを準備しやすいのも、特典航空券のメリットのひとつです。
まとめ
ポイントサイトを活用し、効率よくマイルを貯めることができれば、無料で航空券を手に入れることができます。
そして、その特典航空券では、国内乗継ぎは無料となり、提携航空会社の便も利用できるため、世界各地へ旅行することが可能です。
また、1年前から予約することができ、規定変更がないかぎり、必要マイル数は変動しないため、予約するタイミングをにらむ必要がありません。
別サイトでは、目的とする数万マイルを、どうやって貯めるのか? について、具体的に解説しています。