【UTMB】ニュースレター4 競技ルールのポイント【2017年】
今回、事務局から届いたニュースレターには、競技規則のことが書かれていた。
A REMINDER OF THE REGULATION'S KEY POINTS
特に、表彰台に載る予定のある方(検査対象アスリート)は、ITRA SHOL への登録が必要に。
ランナーとサポーターへ
- 公平にレースを保証するために、競技規則を定める
- 規則に例外はなく、すべてのランナーに適用される
- 選手の私的サポート、自立性、健康に関する指針、必携装備品、罰則に関する規定は、全員を公平に評価し平等に扱うためにある
許可エリア外での私的サポートと伴走は禁止
クラス | サポートが許されるエイド |
---|---|
UTMB | コンタミン クールマイヨール シャンペクス トリエント バロルシーヌ |
CCC | シャンペクス トリエント バロルシーヌ |
TDS | ブールサンモーリス コンタミン |
OCC | 許可されたポイント無し |
半自立
エイドとエイドの間では、悪天候やケガなどに、自分で対応することができなければならない
自立性の原則に含まれるルール
必携装備品を持つこと
チェック済の必携装備品はレース中に組み替えることはできない
十分な食料を確保すること
エイドでは食料と水を供給する
次のエイドまで十分な水と食料を確保しなければならない
(ちなみに、UTMB® - 必携装備品FAQには、エイドからシリアルバーを幾つか、持ち出すことが許可されている、とあります)
私的サポートは定められたエイドで受けること
指定エリア外でのサポート並走は禁止
必携装備品
ランナーを不利にするためではなく、危険な状況を避けるための予防として定めている
即時失格となるもの
ライト、エマージェンシー・ブランケット、レインジャケット、水1リットル、携帯電話といった安全に関わる不備は、即時失格。
タイムペナルティとなるもの
携帯カップ、テーピング、長袖のフリース・・・といった義務装備の不足は、UTMBで1時間、CCC/TDS/OCCでは30分のペナルティを与える。
ペナルティ
失格
- 安全装備の不足
- 装備品チェックの拒否
- 不正行為(輸送手段の使用、レース番号の共有、、、)
- 運営スタッフの指示に従わない場合
- 制限時間後の出発
時間のペナルティ加算
- 他の必携装備品の不備
- ゴミを投げ捨てる行為(サポーター含む)
- 他人を尊重しない態度
- 救助が必要な人を放置する行為
- 指定エリア外で私的サポートを受けること
- 指定エリア外でサポート並走すること
- ビブのナンバーが見えないこと
- ビブを正しく着用していないこと
- 明らかに危険な行為をすること 例:先端キャップのないポールを人に向けること
- ザックにチェック済の印がないこと
- スタート時に携帯していなかったポールを後から使うこと
主催者の判断による
- ショートカット
- 計測チップが無い
- コントロールポイントを通過しない
薬物検査の拒否は、使用したものと見なされる
健康に関する方針
(ドーピングに関する公正性のはなしで、主に検査対象アスリートに向けたものと思われます)
ランナーは、以下のことに同意することが求められる。
医療委員会へ宣言すること
- スポーツ中にリスクを増大させる可能性のある病歴/病状
- レース開始15日前での、通院と定期薬の状況
- TUE対象となる薬物の情報
この宣言は、各ランナーが、ITRAヘルスページ(SHRA)を通じて行わなければならない
組織委員会によるドーピング検査を受け入れること
健康状態によっては出走を停止されること
情報は匿名化され、医学研究に用いられること
ITRAヘルスページ
ランナーが健康情報を提供しやすいように、統一したプラットフォームを開発した。
(Mission Statement - ITRA の My Space > Health から入れます。)
一元管理される医療情報
- 医療証明書
- TUE
- 病歴
- 現在の治療状況
- アンチドーピング検査
- 現在の所在地(検査対象者で求められるものです)
- 栄養補助食品の使用
相談窓口
-ドーピングに関する相談 -過去の検査結果の内容