耳鳴りだと思ったら突発性難聴だった、という話
突発性難聴。”音が聞こえなくなる”だけと思ってませんか? じつは耳鳴りの中に、突発性難聴が隠れてるかもしれません。
今回は、耳鼻科にいったら、突発性難聴だろうね、と云われたお話です。
気づいたきっかけ
いつものように、クラシック音楽を聴いていたときのことです。
クラシックを聞いてたら、すこし離れたものが霧に溶け込んで輪郭がぼやけるように、遠くに耳を澄ませても、ソロが奏でるソフトなセクションが耳鳴りに埋もれて聞こえない・・・😩
— methylone (@methylone) 2018年1月17日
オーケストラでも、ときどき静かになって、ソロで演奏するときがありますよね?
ん? なんかバイオリンが聞き取りづらいな・・・?
と思って耳を澄ませても、キーンという耳鳴りの方が大きくて、バイオリンの音がかき消されてるんです。
音量をかなり上げれば聞こえるんですが・・・
使っていたのはノイズキャンセリングヘッドホンで、周囲の雑音が消えるため、細かい音の変化に気づきやすいメリットがあります。
音量も上げずにすむため、耳への負担も優しいです。
難聴は、音がなくなるのだと思ってた
その時は、これが老化というやつなんだろうなあ、ぐらいにしか思ってませんでした。
それに、難聴とは、音がまったく無くなった、例えば 無音響室(放送室とかですね)に入ったときのようになると思ってたので、難聴とは思わなかったのですね。
キーンという耳鳴り
周波数にして、12KHzぐらいの音が、ずーっとキーンとなっているわけです。
むかしのブラウン管テレビを知ってる人なら、耳を近づけるとキーンという音がなるのを覚えているかもしれません。私の場合には、その音が鳴ってます。
人によって、聞こえる音が違ったり、音が聞こえなくなるだけかもしれませんが、しょっちゅう耳鳴りがするようなら要注意です。
難聴=音がなくなる、ではなく、耳鳴りがうるさくて聞こえない感じがする、て場合もあることを、覚えといて下さい。
耳鼻科に行ってみた
で、ようやく休みになったので、耳鼻科に行ってみました。
そこでは、4種類の検査がありました。
1)聴力検査・・・健康診断でやる、ピーとかポーとか言うのに、ボタンを押すやつ。
2)ノイズつき聴力検査・・・検査しない方の耳にはノイズ音が流れてて、検査の耳でピー音を聞き取るやつ。
3)耳になにかセンサーみたいなのを入れて測定する謎の検査
4)音叉をおでこにあてるやつ
結果、右耳に比べて、左耳の方が全体的に20dBほど聞こえが悪くなってました。
とくに、音叉をおでこの中央に当ててるのに、右側のほうが大きく聞こえたのはショックでしたね。
とりあえず、お薬
耳鼻科の先生からは、突発性難聴の可能性が高いけど、まあ他の可能性も除外したいよね、ということで、MRIも考えないと、とのこと。
とりあえず、1週間おくすり飲んで、もう一回聴力検査ということになりました😩
まぁ2週間ちかくほっといたので、治ると思ってません。
とりあえず日常生活にはまったく支障がないんですが、高いヘッドホンと安いヘッドホンの違いが分かりにくくなったのはショックであります。
定期的にセルフチェックもしておこう
ちなみに、じぶんで簡易聴力検査ができるアプリがあります。
使い方は、すごく静かな場所に移動して、ヘッドホンをつけ、音が聞こえたらボタンをクリックする仕組みです。深夜とか早朝がおすすめです。
どんな表示がでるかというと、
こんな感じです。
しょせん、スマホのアプリなので簡易検査ですが、ふだんから、数ヶ月に1回ぐらいは、確認しておくと気づきやすいと思いました。
まとめ:異常を感じたらすぐ耳鼻科の受診を
突発性難聴は、発症から時間がたつほど、治りにくくなると言われています。
とつぜんめまいがしたり、耳鳴りがしたりすることありませんか? しばらくすると”治ったような気がする”ことも多いです。
つい、忙しさに追われていると、その事を忘れてしまってると思います。
でも、それは治ってるわけではなくて、そういうことを繰り返すうちに、悪化していくのかなあ、という気持ちです。
いまは便利なスマホのアプリもありますし、定期的に自己チェックしておき、異常を感じたら、はやめに耳鼻科を受診したほうがいいですよ、というお話でした。