メチロンのトレラン日記

データオタクの損か得かで考える雑な薬剤師がトレランするブログ

OSJ KAMI 100 にエントリーして、下見をしてきた話。

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秋にいく大会は、OSJ の KAMI 100 にしました。

コロナ下でも開催してくれそうな雰囲気があること、関西にも行ってみたかった、というのがあります。

とりあえず下見をしてきました。



悩ましい秋の大会選び


春の UTMF、そして阿蘇ラウンドが中止。

5月には信越五岳の開催がアナウンスされましたが、【居住地に行動制限が出されていないこと】の条件だったので、すでに6月の時点で次の波が予想される中では、大都市のランナーとしてはエントリーしづらい。
「都、8月中旬までに緊急事態宣言の可能性も」西浦京大教授 | m3.com


そのため信越は見送り。

奥信濃100も興味ありましたが、十分な練習時間と日程が合わず、残念ながら見送り。


すると秋のウルトラは、開催実績のある KOUMI100 か、開催してくれそうな KAMI100 。

KOUMIは過去3回DNSと、時期的に相性が悪いのもあり、KAMI にしました。


11月の開催は、台風の心配なく涼しい時期で、その頃には、今回のコロナ波もかなり低くなるはずです。

また、開催地はスキーリゾートで、昨冬の営業実績もあることから、トレイル大会の開催も期待できそう。



というわけで下見してきました。


今回、公式にあるコースデータをもとに、2日間にわけて試走しました。
OSJ KAMI 100 | OSJ TRAIL RUNNING RACE SERIES-POWER SPORTS


その結果を、地形図に重ね、PDF化したので、興味があればどうぞ↓
drive.google.com



大会の概要
距離 獲得高度 制限時間
112km +5,250m 25時間


日程 5日(金)・6日(土)・7日(日)
※前日受付(金)のみ
クラス 37kmの部・112kmの部(3周)
関門 72km(2周後)・15.5時間後、100km・22.5時間後

第1関門が厳しめ



見どころ・試走のポイント


まず、めちゃくちゃ景色がいいです。

すごくいい高原で、キャンプしてる人も多かったです。


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鉢伏山から眺める氷ノ山。

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スタートエリアとなるハチ北スキー場ではキャンプの姿も



きれいな風景とは対照的に、コースは厳しい。

山の斜面を、登ったら下る、の繰り返しです。

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きつーい!


さすがスキー場のあるエリアですから、良い坂が長く続きます。



下見の詳細

コースは、大きく2つに分けることができます。

前半の鉢伏山(はちぶせやま)エリア、後半の瀞川山(とろかわやま)エリア。

ほぼ中間の、野間峠(のまとうげ)で分け、試走してきました。


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高低図。下見での実測。


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赤色立体地図。独特な形の瀞川山。


前半

スキー場の斜面を登って途中から尾根へ、鉢伏山の山頂から向こう側のキャンプ場に降りたあと、林道をつかって野間峠まで戻ってきます。約16.5km。

スキー場はコンクリート道、林道が中心で、途中から枯れた登山道となり、一部、鎖場があります。尾根に乗ると、視界の開けた良い登山道になりますが山頂までは急登。山頂からむこうのキャンプ場への下りは、ススキの覆う登山道を経て林道となります。エイドとなるキャンプ場から野間峠までは、みなさんが好きなタイプの林道の上りです。

写真付きの詳細は以下にあります↓
17.5 km Run Activity on July 22, 2021 by Masahito K. on Strava


後半

野間峠からは、但馬アルペンルートに並走する登山道。山頂付近からは長い林道を経て、向こう側の兎和野高原まで降ろされ、再び登山道を登り、ふたたび長い林道を戻ってスキー場へと帰ります。約21km。

瀞川山までの登山道は、細かい起伏を繰り返し、ススキの藪あり。むこうへ行く林道は、たぶんみんなが好きな林道。兎和野高原(うわの)への下りは枯れた登山道。下った兎和野高原あたりは起伏のあるロード。道沿いにある教育センターには自販機あり、ここがエイド。兎和野高原からキツめの登山道で瀞川山の林道へ戻る。帰りは瀞川山の山頂を踏んで、並走する林道とロードを使って、野間峠を経由し、スタートへ戻る。

写真付きの詳細は以下にあります↓
22.5 km Run Activity on July 23, 2021 by Masahito K. on Strava


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みんな大好き向こうが見えない林道


これが1周で、これを3周しますww



難度はどれぐらいか


前半の鉢伏山エリアは急傾斜が多く、ファンランナーが走れる部分は少ない。

後半の瀞川山エリアの林道とロードは走りきりたい。登りと下りは楽ではない。


すべてのランナーが夜を経験する。

大多数のランナーは、昼となる1周目は下見、2周目からの夜間が本番と考えるべきだろう。

参加者が少ないと真っ暗となり、野獣の咆哮でも聞こえたらチビりそう。


第1関門が厳しく、15時間半で2周を終了。

時速4.7kmが必要なので、1周目の昼も、2周目の夜も、7時間で回れないと、休む時間がないことになる。

3周目に入る気力があれば、残りは時速4kmで、最終関門に間に合う。

ただし、第2関門がギリギリだと、ラスト12km を 2時間半 になるため、瀞川山のきつい上りを考えると不可能。

なので、第1関門ギリギリからの第2関門は、26km を 6時間 (時速4.4km)、関門の1時間前に通過するようにしたい。


希望としては、78kmでドロップバッグを設定しただけると嬉しいです



これは 神100 ですね


中部民としては、「新城32kmを3周」って言われてるのとほぼ同等のキツさです。


試走をされた関西のミックさんは、

という言葉を残しておられます。


まぁ、本番までにススキは刈られるだろうこと、涼しくなれば意外と走れるかも知れません。

まだ暑いですしね。


ススキカッターが凄いので、短パンで試走に行かれる方は、ご注意ください。


これ、完走できるんでしょうか。

KOUMIみたいに毎周ドロップバッグとか、コースがちょっと簡単になったりとかを願うばかりです。




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