メチロンのトレラン日記

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Garmin 、30周年記念モデル となる MARQ を発売。

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garmin MARQ

ガーミンから、最高級モデルが発表。

用途に合わせて5つの展開、各分野のモデルを踏襲し、ハードウェアは Fenix 5 Plusがベースとなり、SONY製GNSSを初採用。

北米では発売が開始されていますが、販売チャネルは公式サイト、および高級販売店と、今までの量販路線とは一線を画しています。

5つのモデル展開

ボディはチタン、ガラスはサファイアを採用。

アスリート用、航空用、船舶用、自動車用、冒険家用の5つのモデルを展開。自動車(モータースポーツ)用は新分野。

それぞれ、直近の最新モデルの派生型であり、ユーザーインターフェースの改良がされている。

価格は、最も安価なアスリートモデルで 1,500ドル(約17万)から、航空用モデルの 2,500ドル(約28万)まで。

Garmin MARQ Expedition 2019-6-24 発売


ハードウェアは ForeAthlete 945 とほぼ同じ。

Sony製GNSS、酸素飽和度の測れる Elevate V3光学式心拍計、心拍計(日本未対応)、Garmin Pay、メモリの大容量化、音楽再生の機能を持つ。

また 日本未対応であるが、LTEチップを内蔵するため、通報機能(スマホのSOS通知機能のようなもの)も併せ持つ。


他のスペックとしては、

  • スモール・ラージケース(SやX)はなく、46mm のみ

  • 240*240ピクセル

  • 100g弱

  • GPSモード:約28時間
    UltraTrakモード:約48時間
    GPS with Music:約9時間


そこに、前モデルの UI が継承され、例えば、アスリート・エクスペディション用なら Fenix 5 Plusを、船舶用は、Quatix 、航空用は D2 を踏襲した、表示・操作体系。


新しい点としては、GNSS は Garmin では初となる、SONY が採用されたのが大きな変化となる。


GNSSチップは 初めて SONY製 を採用

目玉は GNSS(GPS)の更新。Garmin初となる SONYの採用となり、米国GPS、露GLONASS、欧州 Galileo に対応していることから、CXD 5603 ではないかとされる( Garmin MARQ Opinion - The First Fenix 6? Specifications the5krunner)。

バッテリ持続において大きなアドバンテージがあり、Fenix 5 Plus まで使われてきた MediaTek MT3333系に比べ、カタログ上、半分以下の消費電力に。


ただ、Suunto、Polar に引き続き、Garmin も SONY採用となり、精度の上では差が付きにくくなってきたことを示す。

CXD 5603 は、GPS、GLONASS、GALILEO以外に、中国の「北斗」にも対応できるため、各社ともグローバル展開の上で、マルチ対応は重視していそう。


日本での販売は

北米ではすでに発売されており、販売チャネルは公式サイト、および高級時計店での展開。

www.garmin.com


現時点では、既存の量販店では販売していないようであり、普及機とは差別化し、ガーミンは高級販売店のチャネルを新たに開拓しているように見える。

そのため、修理もガーミン公式だけでなく、高級販売店でのサポートが可能になる様子。


以上の販売チャネルとサポート体制、および酸素飽和度計の医療機器扱い、LTE対応問題などから、日本での発売はすこし敷居が高いかもしれません。


個人的には、この価格帯になるなら、もうちょっと解像度を上げたり、軽量化をがんばってほしいと思うところです。

記念モデルといった位置づけで、同性能の普及機として完成度の高い、ForeAthlete 945のほうが現実味があるかもしれません。

レビュー記事はこちら

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